PR

【スイス】サンモリッツ競馬場 ホワイトターフ 雪の上の競馬場

ヨーロッパ
スポンサーリンク

スイス・サンモリッツはスキーをはじめとする冬の高級リゾート地として非常に有名です。夏も楽しめるようですが、ここサンモリッツには競馬場があります。とはいっても夏だけ行われる芝生の競馬場ではなく、近くのサンモリッツ湖が凍っている氷の上の雪をならして作る雪上の競馬場です。世界で唯一ではないかと思います。ここで1年のうち2月の日曜日3日間だけ競馬が開催されています。

その珍しい競馬場に行ってきました(2014年の情報です)。

最初に注意事項

最初に書いておきますが、サンモリッツ競馬場に行く場合、普通の競馬場に行く装備で行ってはいけませんスキー場に行く装備で行くことをおすすめします。

私は中途半端に競馬場に行くような装備で行ってしまいました。裏がフラットな革靴だったので、滑って雪の上を歩くのはかなり大変でした。さらに足元から冷えてきます。旅行で行くと思いますのでスノーブーツ着用とまでは言いませんが、例えばスニーカーなどのそこが厚めで歩きやすい靴方がまだよいかもしれません。

服装も、吹雪の中で長時間外にいても大丈夫な格好で行きましょう。晴れていればまだ穏やかなのでしょうが、私が訪問したときは途中からほぼ吹雪でした。

私は一応フード付きのダウンを着ていたので寒さにはなんとか耐えられましたが、基本的には雪の中の屋外での観戦ですのでとても寒いですし、雪が降っていればさらに厳しいです。

スタンドの席も予約しておいたのですが、雪の時にはその席にも雪が積もってきますし、屋根はないので雪を避けるものがありません。寒いのでレース時以外はあまりそこに留まりたくない感じです。

競馬場内にはショップのテントなどもあるので、悪天候の時はレースの時以外はそこに避難していましたが、みんな同じことを考えるのでまあまあ混んでたりします。

体調崩さないように万全の装備で行きましょう。

行き方

行き方まとめ

チューリッヒ駅から電車で行きます。途中1回乗り継ぐ必要がありました。

途中Landquart駅でサンモリッツ行きに乗り換えます。乗り換え時間も含め約3時間半程度の旅程です。

全体的な鉄道ルートは以下のような感じです。Landquart駅かChur駅で乗り換える場合が多いようです。

チューリッヒ駅から電車に乗ります。

こんな車窓です。すでにだいぶ寒そうです。

途中のLandquart駅で乗り換えます。

サンモリッツ行きの電車が来ました。

車内はこんな感じです。車内はとても暖かく快適です。

進んでいくと外は完全な雪国になります。

チューリッヒから3時間半ほどでサンモリッツ駅に着きます。

案内に従って競馬場へ進みます。競馬場に行く感じ0%、スキー場に行く感じ100%ですw。

雪の中にサンモリッツの道案内がありました。

競馬場入口あたりに到着です。付近には「White Turf」の旗がたくさん立っています。

開催日は?

毎年2月だけ、日曜日3日間だけの開催が通例のようです。凍った湖の上での開催ですので、一番寒い時期だけの開催なのでしょう。

詳しくはWhite Turfの公式ページで更新されると思いますのでご覧になってみてください。

競馬場に入ります

入場券売り場です。

雪の上に固定式のゲートがありました。なんかちょっと帯広の「ばんえい競馬」のゲートに似てます。

直線からゴールへ向かう景色。ここは競馬場ですw。

かわいい馬運車が泊まっていました。日本と違ってヨーロッパの競馬は大きな車ではなくこのような小さい車での輸送が多いみたいです。

トラック(雪)を均すための車です。雪上なので特殊車両です。

これは飲み物を出してくれるバーです。潜水艦モチーフなのが面白い。

BMWの車やバイクが展示されています。サンモリッツは高級リゾート地なので、ここで見て何台か買っていくお金持ちとかもいるのでしょうかね?

たぶん下の毛皮のマダムみたいな方が買うのかもしれませんw。(個人の勝手な想像ですw)

氷の像があるここはレストランです。レースの合間に何か食べられます。ここはオイスターとかが売ってました。

他にもいくつか食べ物のお店があります。下は確かホットドック的なお店です。1個1000円くらいしました。競馬場がぼったくりというよりも、スイス自体が物価がめちゃめちゃ高いです。

飲み物の店もありました。寒いのでホットワインを頼んだような記憶が。これもまあまあ高かった(再度言いますが、競馬場のぼったくりではなくスイス自体が物価が高いせいと理解しています)。

いよいよ競馬です

オッズモニターです。一応ちゃんと競馬している感じです。

仮設の審判室のようです。

この日は雪が降ってて外にいる人はみな寒そうです。

返し馬です。

レース時には皆コースサイドに集まってきます。スタンドにも人が入ってきます。

スタンドにも屋根はないので、雪が降ると避けるものがありません。椅子は濡れてるしとても寒かったです。

レースはいくつか種類があって、以下は普通の競馬と同じ馬に騎手が乗って走る競馬です(それ以外の種類は後述)。

レースが終わるとウイナーズサークルに勝ち馬が入ってきます。

下は別のレースです。

確定と払い戻しです。電光掲示ではなく文字を貼る方式でした。

これは別のレースの馬。トロットの車がタイヤではなくソリのタイプ。

以下は馬の後ろに長めの手綱を付けて、スキーを履いた騎手(?)と一緒に進むレース。スキージョーリングという種類のようです。馬の操縦技量+スキーの技量も大事そうですw。不思議な競走ですw。

最後の競走種類は、上のスキージョーリング+普通の騎手も乗った二人三脚的なレースですw。合体した最終形態みたいですw。

まとめ

おそらく世界に1つしかないと思われる雪上競馬です。普通の競馬とは違う珍しい種類の競走もあります。

リゾート地なのでお祭り的にみんなが見に来る感じではありますが、一生に一度くらい行ってみる価値はあるかなと思いました。一度行けたことはとても良い経験でした。一方で装備の失敗もありとても寒い思いをしたので、次回があるかは私はわかりませんが・・・w。

あと、スイスは物価が高いので、訪問を計画する場合はそのあたりも踏まえておきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました